このフォーラムについて
「子どもにやさしいまちづくり」とは
ユニセフが提唱し、世界に展開している運動で、現在、約70 の国で進められています。
子どもは、さまざまな理由から自分の意見を主張することが難しく、そのために人権が軽んじられがちです。
それを防ぐために国連が1990 年に発効したのが「子どもの権利条約」です。
この権利条約にある内容を、まちづくりに具体的に活かしていく自治体(市町村など)を「子どもにやさしいまち」と呼びます。
市民フォーラムのこれから
これまで市民フォーラムでは、「子どもの意見表明」「居場所づくり」「教育」「子どもの貧困」など、さまざまなテーマについて情報を共有しあい、話し合いを重ねてきました。
今年のテーマは「多様性」。
子どもに携わるすべての大人、専門家だけではなく、まちのあちこちに暮らす大人たちと「子どもの権利」の“実践” の種をまき、新たな芽吹きと開花を期待したい。
その第一歩となることを期待して取り組むのが、今回の市民フォーラムです。
市民フォーラムの目的
日本では1994 年から「子どもの権利条約」が発効されました。
しかし、四半世紀以上たった今でも、子どもは一人の人間として、大人と同様の人権が保証されているとは言いがたい状況にあります。
すべての子どもが、生命を守られ、安心して育ち、自由に意見を表明でき、その声が尊重され、差別や搾取をされることのない環境を整えたい。
そう願う有志が集い、年に1 回開かれてきたのが「子どもにやさしいまちづくり 市民フォーラム」です。
2021 年までに20回の開催実績があります。
プログラム 3月25日
<特別講演>10:00~12:00
子どもの声、どう聴けばいい?
「そもそも“子どもの権利” って、何?」から考える
Save The Children 西崎 萌 氏
日本で少子高齢化が言われて25 年余り、「子どもを大切にしよう」とあちらこちらで言われています。でもそれってどういうことなのか…いまいちピンとこないと思いませんか?
今回は" 子どもの声を聴く” ことを中心に、大人の私たちが今できる
ことについて、みんなで考えてみたいと思います。
西崎 萌氏 プロフィール
新潟県出身。筑波大学大学院で修士号(教育学)取得。
2017 年4 月よりセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンで、国内外の子どもの権利保障のためのアドボカシー活動や啓発活動、子どもの意見表明の調査やイベントなどを実施。3 児の母。
<パネルディスカッション>13:00~15:00
僕らは、子どもの力になりたい!
「子どもの権利」から考える共働のこれから
少子化とともに「産後パパ育休」の普及も進むなど、子育てを巡る状況は変化しています。
本ディスカッションでは、仕事と家庭、ときには相対する価値観のはざまで揺れ動く男性の声にフォーカスし、パートナーや地域、職場など、子どもを中心にした望ましい共働のありかたを考えていきます。
子どものため、と思いながら、大人はつい自分都合で考えがち。
そこでこの会議では、「子どもにやさしいまち」をテーマに、
いくつかのお題を出し、大人たちのアイデアに子どもたちが
アドバイスを加えていきます。暮らしに子どもの声を反映したら実際どうなるのかが体験できる、全国会議です。
<全国みんなで会議>15:00~17:00
子どもたちとつくる楽しいまち
ぶっとんだアイデアもウェルカム!
プログラム 3月26日
子ども・若者ざっくばらんの会
高校生たちによる
プロジェクト企画
福岡の高校生を中心に、
自主性の高い
地域活動を続ける団体
「United Children福岡」が
企画するイベントです。
地域を支える大学生の
プロジェクト企画
フリースクールの経営改善から
着手し、
さまざまな改革を起こしている
福岡大学「遊びPJ」による企画
イベントです。
知る! 考える! 4つの分科会
地域のみんなが
親になる仕組み
ファシリテーター:牛島恭子氏
(特定非営利活動法人 子どもNPO センター福岡 事務局長)
ファシリテーター:上村一隆氏
(特定非営利活動法人 箱崎自由学舎ESPERANZA)
学校ってなんだろう?
多様な学びと育ちを支えるチカラ
“子どもの声を聴く”
大人たちのホンネ
ファシリテーター:増井奈那氏、佐本珠美氏
(特定非営利活動法人 子どもNPO センター福岡)
子ども向けワークショップ体験
知りたい!
SOS の出しかた
ファシリテーター:重永侑紀氏
(特定非営利活動法人 にじいろCAP 代表)
参加申込
会場参加 / 3,000 円
オンライン参加 / 2,000 円
22 歳未満 / 無料
・別途、発券手数料2%が発生します。
・サテライト会場参加は、企画ページから
直接お申込ください。
・3月25日(土)のプログラムは全て、お申込
いただいた方全員にアーカイブ配信いたします。
市民フォーラム参加のお申し込み
申込〆切:3月22日(水)
託児のお申し込み
申込〆切:3月22日(水)
25 日・26 日の開催期間中、無料で託児を行います。
市民フォーラムの参加お申し込み後、
右フォームからお申し込みください。
対象 / 6 カ月~小学生
先着順 / 定員15 名に届き次第、締め切らせていただきます。
ブース展示のお申し込み
申込〆切:3月22日(水)
2団体の活動紹介パネルや広報物の展示を行いたい方のために
無料ブースをご用意いたします。ご希望の団体は、
右フォームからお申し込みください。
※ブース展示は25 日・26 日の2 日間となります。
※展示物の設置及び撤去は、貴団体にてお願いいたします。
サテライト企画
サテライト会場(筑紫女学園大学)では、25日(土)にプレーパークを
開催するほか、市民フォーラムの内容をオンライン放送いたします。
26日(日)は、サテライト会場分科会
「プレーパークがおとなを変える!?」を実施します。
メール本文に
◎お名前◎ご住所◎連絡先(電話番号またはメール
アドレス)をご記入ください。
詳細についてこちらからご連絡いたします。
お申込・お問合せ:bqe02455@nifty.com
090-1196-6393(担当:武本)
推しポイントは
ココ!!
ファシリテーター
重永 侑紀さん
「今までしなかったものもシェアしていく。食材も実家も洋服も
情報も、親も、子も、愛情も、仕事も、お金も、能力も」
というダイナミックな当事者間の支援団体「じじっか」の
中村路子と子どもNPOセンター福岡代表重永侑紀の2人が、
30〜50代の多様な父親たちと、接点を探しながら話し込んでいく
2時間です。
今まで「子ども」に関心はあっても、「子ども」に割いた時間が
少なかった人たちに向けて「ここからやってみるか」の糸口を
お渡しします。
「子どもの力になりたい」と「子どもがしてほしいこと」を
紡ぎたいものです。
会場には子育て中ママや社会的養護経験者のコメンテーターも
いて辛口コメントも飛んでくるかもしれません。
乞うご期待。
質問ライブ投票ツールを使って、
会場参加の方も、オンライン参加の方も
ともに楽しめる「全国みんなで会議」を作ります!
ドキドキ、タジタジするような意見も飛び交うかも!?
推しポイントは
ココ!!
ファシリテーター
木戸 勝也さん
『子どもにやさしいって、何??』
いきなり質問されて、あなたは何と答えますか?
『ようわからん!!』
『知らん!!』
『そもそも、考えたことない!!』
と、こうなりませんか?
全然OKです!
私たちは、何かひとつのことをみんなでじっくりと考え、
意見を言い合い、作り上げていくという文化をあまり
持ち合わせていません。
ならば、作ってしまおうというのがこの企画です!
当日会場に来られた方、オンライン参加の方、
サテライト会場にお越しの方、皆さんが参加者です。
子どもと大人がグチャグチャに入り混じって自分の意見を
【安心】して出すことができる場、
そんな居場所を作っていきます。
「雑貨づくりやクイズで知る
海の環境のおはなし」
海の環境についてクイズやお話などをしながら楽しく一緒に学ぶ事ができる体験会です!後半では実際に海洋プラスチックを使って雑貨を作り、前半で得た知識を「見て・触って・感じて」子どもの成長につなげることができます。海の環境について知識を深め、子どもの興味関心をさらに花開かすことができるような「きっかけ」をつくらせていただきます。高校生のお姉さん達と楽しい時間を過ごしましょう!是非お越しください。
「子どもと大人の視点の違いを遊びながら考えてみよう」
子どもとの接し方についてクイズやお話をしながら自分だけの接し方を見つけることができる体験会を開きます!
今回のフォーラムを通して考えたいキーワードは、「子ども心」と「問題解決の姿勢」です。
前半のワークショップでは、子ども心を思い出すような楽しい体験を通して、子どもと関わる方法について知ることができます。後半のワークショップでは、様々な社会問題・企業課題への解決策を考えることで、日常から問題解決しなければというきっかけになればと思います。
605会議室にて開催!定員には限りがございますので、お早めにお申込ください。
(会場は変更となる可能性がございます)
606会議室にて開催!定員には限りがございますので、お早めにお申込ください。
(オンライン同時配信があるプログラムです。アーカイブ配信はございません。)
協力して子どもを養育することを通して、私たちはコミュニティとしてのつながりを創出してきました。「助けが必要な存在」が地域にいることは、そのコミュニティのつながりや協力関係の質を実は高めているのかもしれません。ここでは、里親家庭やひとり親家庭など多様な家族の在り方と、そこで暮らす人々が織りなす様々なドラマを共有し、お金や制度だけでは解決しない「孤立」の解きほぐし方について考えます。
ファシリテーター
㈵子どもNPOセンター福岡
牛島 恭子さん
パネリスト
じじっか
中村 路子さん
福岡市登録里親
菅 祐子さん
九州大学講師
田北 雅裕さん
ファシリテーター
㈵子どもNPOセンター福岡
子どもの権利インフルエンサー
佐本 珠美さん
増井 奈那さん
令和6年4月から全国で本格的に施行される”アドボカシー制度”。
子どもが自分の意見を表明したり、誰かに伝えたりすることを
支援する制度です。子どもNPOセンター福岡では、これまで、この制度についてお伝えし、アドボカシーを一緒にやってみませんか?
とお伝えしてきました。
この分科会では、アドボカシーをやってみるとどんな感じなのか、
どんなふうに今から進んでいこうか?などについて、参加者同士がホンネで話します。アドボカシーについて未知の方も、既にご存じの方も、ぜひお越しくださいませ。
607会議室にて開催!定員には限りがございますので、お早めにお申込ください。
(会場は変更となる可能性がございます)
ファシリテーター
㈵箱崎自由学舎ESPERANZA
上村 一隆さん
「魅力ある学校づくり」という言葉をよく耳にしますが、誰にとっての魅力なんでしょう。
「学校はまちづくりの核になる存在」といいますが、核になる存在とは何を意味するんでしょう。
今の学校にどんな想いを持ってるのか?それぞれの想いを出し合いながら、理想の学びの在り方を考えるワークショップです。
「あれが欲しい!これも欲しい!」や「あれはいらない!これもいらない!」だけでなく、「学校のこんなとこって実はすごい!」「こんなことがあってありがたい!」も含めて、皆さんの言葉をつなぐ分科会です。子どもも、大人もなく、みんなで考える「学校って何だろう?」難しく考えず気軽に参加してください。
ファシリテーター
㈵にじいろCAP
重永 侑紀さん
14:00〜14:15 リラックスする時間
14:15〜15:15 ワークショップ
15:15〜15:25 アンケート
15:25〜15:50 相談の練習タイム
15:50〜16:00 さよならタイム
福岡市内の小学校でも取り入れられているSOSの出し方ワークショップです。いじめにあった時・知らない大人からの連れて行かれようした時・信頼していた大人からのイヤなさわられ方した時の具体的なロールプレイを通して学びます。ポジティブにわかりやすく安心できるワークショップです。長い人生を安全に生きるための予防接種のような役割です。(子ども対象)